ヤナティさんが考える価値について
一年ぶりの日記になってしまうけど、
久しぶりに書こうと思った理由はいくつかある。
文章を書くとついつい長くなってしまうので10分で切り上げる。
ところどころ読みにくい点はご愛嬌ということで。
一つはヤナティさんのブログを読んでいて色々思うことがあったのでアウトプットしようかなと思ったこと。
二つ目は本業で人と話すこと、動かすことが決定的に足りてなくて、周りにいる人を不幸にしないよう、伝えるということを大切にするためにも少しでもアウトプットをしていこうと思ったから。
三つ目は個人的に続けている社会実験の振り返り的な整理がしたいと思ったから。
昨年からやっているのは、ウェブというテクノロジーの枠内でどれだけの価値が提供できるのかという社会実験的なことをやっている。
具体的には
・金融系サービス
・ファッション系
・その他
の3つで、成果としては順に5:3:2くらいの割合で収入を得ることができている。
全部遵法性を厳格に守ること(大部分の時間を費やしてる)のと、あくまで実験なので本業(サラリー)に影響がないことをルールにしている。
経済価値=本質?
最近思うのは人様からお金をもらうということについて、すごくよく考えるようになった。
例えば通販の類だと、物を作ることや売ることにフォーカスしがちだけど、商品を買ってくれたお客さんがその後、どうだったのかをすごく気になってしまう。
その商品のサイズはどうだっただろうか、使い勝手はどうだっただろうか、気に入っていただけただろうか、後悔していないだろうか、継続的に使ってもらえるだろうか、、
マーケティングをかじっていれば物を売ること自体はそんなに難しいことじゃないし、インターネットが発達してSNSや掲示板でこれだけいろんな人とつながれる社会になった今、作る(正確には調達する)ことさえ特殊な技能はいらなくなっている。
だけど果たして、自分は対価に見合う価値を提供できているんだろうか
本質的な価値ってなんだっけ
正直、物を売る、コンテンツを提供する、時間を省略するという表面的な価値では世の中は満足させることはできないと思っている。
唯一の価値があるとすれば、それは自分が提供しているのはキュレーションだという整理をしているけど、果たしてそこにどこまでの価値があるんだろうか。
仮にキュレーションという価値を提供できているとして、それって結局どういうことなんだっけ。
キュレーションを自分なりの言葉で表現すると、物やサービスがあふれている今、数あるモノやサービスの中から自分の価値観でお客さんに商品を選んで提供することなんだけど、それって自分の中に提供したい価値=哲学がないと意味がないと思っていて、その哲学が揺らぐとサービスそのものは無価値になってしまう。
それは本業でもよくかんがえることなんだけど、例えばキュレーションサイトにおけるレコメンドエンジンに関わる人がいたとして、レコメンドエンジンの本質は類似コンテンツを作ることでも、ましてや文章や画像の類似性を比べたり並べることでもない。
そのコンテンツを見たユーザーが気持ちいいと思うコンテンツを、適切な並び順で提供することなんじゃないかな。
当たり前なんだけど、人間の脳はパラレルには考えられないので作り手というのはどうしてもそれを忘れがちになってしまう。
価値を感じる場所は人それぞれ
でも、最近思うのは手段を目的とする人もいるということと、別にそれは悪いことではないんじゃないかなと思うようになった。
上のレコメンドの話でいうとすげーステキな類似性を評価する尺度を作ったり、それを実装することそのものが目的になる人がいてもいいんじゃないかということ。
エンジンを作る人、フロントを実装する人など多くの人が関わるサービスの場合、サービスそのもののファンダメンタルを正確に理解することは不可能だと思うので、その人たちをマネジメントする人が価値の根本の哲学を理解し、適切にハンドリングしていることが重要だと思ってる。
この類の話ってこの数年考えていて大きなテーマではあるんだけど、こんな当たり前のこと理解できて当然だよねと自分がエンジニアたちに押し付けることそのものがエゴなで、どうしてもそうなってしまいがちなところは常に自分を振り返りながら反省している。
大事なのはエンジニアたちの価値観に寄り添いながら、それとなく価値をちらつかせるってことなのかなとも思っている。
冒頭のヤナティさんの価値の本質を提供するっていうことから若干(だいぶ)外れてしまった。
価値をいろんな切り口で提供できるのはその通りなんだけど、経済的な価値を得ること以上に自分がお客さんに価値を提供できているのかは永遠のテーマだと思っている。
10分経ったので強引なまとめになっちゃったけど今日はここまで。
ひさしぶりに文章書いて見たけど、ひっちゃかめっちゃかだな、、
画像はここを参考にした。
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